紫金山・アトラス彗星(10/30)
天気予報では午後から晴れてくる予報でしたが、自宅では夕方になっても雲だらけです。でも晴れてくることを期待して三重県東青山駅に出かけました。
空の半分以上は雲があり、雲の波状攻撃を受けています。でも雲と雲の合間をねらって撮影しました。7×35双眼鏡では頭部の光度は5.6等、尾の長さは2°と観測しました。だいぶ淡くなりました。空が暗くなってから撮影できるので、ナノトラッカー(カメラ三脚につけるすごくコンパクトな簡易赤道儀)でガイドしました。
The Asuka Astronomy Association
2024年10月の記事は以下のとおりです。
天気予報では午後から晴れてくる予報でしたが、自宅では夕方になっても雲だらけです。でも晴れてくることを期待して三重県東青山駅に出かけました。
空の半分以上は雲があり、雲の波状攻撃を受けています。でも雲と雲の合間をねらって撮影しました。7×35双眼鏡では頭部の光度は5.6等、尾の長さは2°と観測しました。だいぶ淡くなりました。空が暗くなってから撮影できるので、ナノトラッカー(カメラ三脚につけるすごくコンパクトな簡易赤道儀)でガイドしました。
紫金山・アトラス彗星は、空が暗くなった18時半ごろには高度は30度以上あり、少々見晴らしの悪い場所でも観測できます。
近畿地方はこのところ天気が良くありませんが、雲の隙間があれば、粘っていると彗星を観測(撮影)できます。岡田は10月26日に滋賀県北部に遠征して観測しましたが、光度は5等で、7×35双眼鏡ではまだ3°位の尾が見えています。11月1日か新月なのでまだ観測好期です。
下は観測用星図です。へびつかい座のアルファ星(2等)が目印になります。
最近天気は変わりやすいですが、夕方に西の空に少しでも晴れ間(雲の隙間)があるときは、自宅近くの公園でこの彗星をねらっています。10月16日、18日、21日と撮影しました。
(高校生に見せる予定だった17日と同好会の観測会を予定していた19日が曇りや雨だったのは残念でした。また、20日は遠征しましたがその話は後日に)
彗星は暗くなって(21日は4.5等と測定しました)いますが。高度が高くなっていることと、月明かりがなくなったことで、西に大阪の光害がある王寺町でも、双眼鏡で尾は見えますし、写真にも良く写ります。
下は21日に撮影したものです。自宅付近で三脚を使った固定撮影でこれだけ長い尾が写るのは滅多にないことです。
会員の竹内さんから、メールで写真が届きましたので紹介いたします。
竹内さんからのコメント
こんなに人出のある日御碕は初めてです。赤道儀をもってきている人もいました。でも、せっかく来ているのに、海の景色だけ見て帰ってしまったカップルあり。「知らんのかな」みんなの頭の上に?が飛び交っていました。
撮影地は和歌山県 旧日ノ岬パーク駐車場だそうです。撮影データは写真に入れてあります。(文字入れは岡田がおこないました)尾の長さは淡いところまで入れると約13度あります。
10月13日に、奈良県桜井市三輪の久延彦神社(展望台)で観測しました。
7×35双眼鏡で、光度1.5等位と目測しました(比較星は離れていますが、0.0等より暗く、2.6等より明るいとみて、高度差も考慮した数値です)。尾は、双眼鏡の視野いっぱい(7°)に伸びています。写真写りは良く、感動しました。2.5秒露光の固定撮影です。
いよいよ夕方の空に、彗星が見えてきました。
会員の竹内 巧さんより、先ほどメールが送られてきましたので、ご紹介いたします。
見えた、見えた。見えましたよ。我が家の近くからでも西の低空が見えると岡田さんが言っていたのを思い出し、ふと思い立って、双眼鏡を持ち出しました。
今日の日没は17時29分でした。そこから蚊を追い払いながら、それでも数カ所刺されながら、丹念に探すこと約20分。見えたのは18時きっかり。えらく刻みましたが、ちょうどその時有線放送のチャイムがあったので、秒単位で正確です。約20分は見えていて、山に沈むのを見送りました。コマの明るさは、アークトゥールスがわからないのに、それより低空で見えていたので、-2等ぐらいはあるのではないか、と。ただ肉眼ではわかりませんでした。やっぱり、薄くて淡い天体は苦手です。
夕方、晴れていたので光軸調整をした望遠鏡で土星を試し撮りしました。
シュミットの光軸調整は焦点を外したドーナツ状の星像を見ながら真円になるよう副鏡の傾きを調整します。今日の撮影後、もう一度光軸の調整をしました。ドーナツの状態を載せておきます。
(撮影データ)
2024年10月11日10:27.0 UT 土星
Scope=CELESTRON-C925・Camera= ZWO ASI462MC・CMI=9.7° CMIII=75.1°・Frames captured= 2000・FPS (avg.)=10・Shutter=100.0ms・Gain=306 (51%)・kashihara_city Nara Japan![]()
(撮影データ)
2024年10月11日10:35.0 UT 土星
Scope=CELESTRON-C925・Camera= ZWO ASI462MC・CMI=14.4° CMIII=79.6°・Frames captured= 2000・FPS (avg.)=10・Shutter=100.0ms・Gain=306 (51%)・kashihara_city Nara Japan![]()
*土星の撮影後に光軸の調整をした時のレンズの状態です。
夕方の紫金山ーATLAS彗星の観測の手引きです。下の星図は、同好会会員の皆様に9月初めに郵送したものと同じです。なお、文中の時刻は関西のもので、関東ではそれより20分はやく、九州では20分おそく考えてください。
10/12~13 彗星の高度が低いので、真西の見晴らしの良い場所で観測する必要があります。どの遠景(建物)が真西か事前に確認しておくと良いでしょう。まだ空が明るい午後6時ごろからさがしてください。金星はその時刻には見えていると思います。
10/14~16 彗星の高度が上がってきて見つけやすくなります。まず金星を確認し、金星から水平方向に約45°右にあるアークトュルスをさがしてください。彗星は金星とアークトュルスのちょうど中間あたりにあります。
10/17~18 17日が満月で夜空を明るく照らしますが、都会では(光害でもともと明るいので)気にならないでしょう。
10/19以降 19日の大阪での月の出は18:21で、この日以降、月の出は遅くなるので、月明かり無く彗星を観測できます。彗星はだんだん暗くなっていきますが、高度も高くなるので尾も観察しやすいかも。
① C/2024S1 アトラス彗星
新しいクロイツ群の彗星(太陽をかすめる彗星)が9月27日に発見されました。10月28.5日UTに、太陽に0.0075天文単位まで近づきます。10月4日現在、12~13等で明け方の空に観測されています。小型の彗星なので、太陽に接近するまではそれほど明るくなりません。もし太陽に接近後、消滅せずに生き残ったら、11月上旬に尾をひいた姿が見られるかもわかりません。明け方の空です。詳しく知りたい方は「吉田誠一のホームページ」をご覧ください。「吉田誠一 彗星」で検索すると出てくると思います。
② 太陽フレア
10月3日に、太陽の地球に面している場所で大規模フレアが発生しました。10月5日夜に北海道などでオーロラが見られるかもわかりません。
③ C/2023A3 紫金山ーアトラス彗星
cometobsのWEbページによると、10月3日ごろの彗星の光度は1等台の報告が並んでいます。彗星が太陽の向こう側を通過する9日ごろには、前方散乱によりマイナス4等になるという予測もあるようです。
今朝撮影した彗星です。自宅の2階窓からです。
どんよりとした空でしたが、4時半ごろに細い月が見えてきたので、まずは55mmレンズで撮影をはじめました。4時54分ごろに撮影画面で尾をひいた彗星がわかるようになり、そのあと、180mmレンズでも撮りました。写真で彗星の位置を確認してから3.5cm7倍の双眼鏡を向けてましたがもう空が白んできていてすぐにはわからず、じっと見たら5時05分にやっと見えました。尾もわかります。下の写真は55mmレンズによるもので、地上の風景も写って風情がある?でしょ。
この彗星が明け方に観測できるのは、あと1~2日です。10月12日ごろからは夕方の空に見えてきます。