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天文ニュース:おおかみ座新星6等

6月12日20時52分UTに、おおかみ座に8.7等の新星(NOVA)が発見されました。(新星とは星の表面の爆発現象です。)この新星は6等台に増光しているとの情報があったので、岡田は16日と17日にねらいました。

おおかみ座は、ケンタウルス座とさそり座の間にあり、南の空低いのですが、ちょうど午後9時ごろに南中していて、新星の高度は15°位です。おおかみ座βとケンタウルス座Κが縦に並んでいて、この2つの星は双眼鏡で見つけやすいです。そのちょっと左上です。星図は以下の通りです。(ステラナビゲーターで作成)

NOVA2025.png

私が自宅近くで、17日に100mmレンズの固定撮影で撮った写真も掲げておきます。数字は星の等級です(58は5.8等)。新星は6等位と思われます。

20250618.jpg

月と火星の接近

5月下旬は天気が良くなく、天体写真は撮影していませんが、6月に入ってこの日は夕方から晴れました。「6月の観測ガイド」に書いてあった「月と火星の接近」を自宅で撮りました。使った屈折望遠鏡は古いアクロマートレンズなので、口径を7cmに絞って撮影しました。撮影の合間に望遠鏡を覗くと、月のすぐ近くに恒星がありました。あとで調べると5等星のようで、これは月に隠されたようです。(下の写真ではこの星はもう隠れているようです。)

20250601.jpg

6月の観測ガイド

6月の観測ガイド

月の状況 6/3上弦  6/11満月  6/19下弦  6/25新月

☆梅雨時期ですが、月の観測なら6月上旬、星雲星団は6月下旬がおすすめです。

☆6月1日 月と火星が見かけ上接近
 下図のように、月と火星が1°以内に接近します。

20250601.png

☆6月17日 レグルスと火星が接近

 20250617.png

☆金星が明け方の空で観測好期
 6月1日に西方最大離角となっており、まずまず高度が高く観測できます。6月はじめには半月のような形で、だんだん小さく丸くなっていきます。

Web版天星人語227号

2025年5月25日にWeb版天星人語227号が発行されました。

こちらは一般公開用のPNG画像です。
印刷される方は、会員専用コンテンツ内にpdfファイルがありますので、
そちらをご利用下さい。

0.png

土星250507+金星

土星250507+金星

 昨年10月中旬に初代ATLUX赤道儀が故障し修理後、初めての撮影になります。約15年に一度、土星の輪が見えなくなる時期に撮影しました。日の出前で空が明るく暗い土星を見つけるのに金星を目印にしました。高度も低く気流が悪くピント合わせに苦労しました。

(撮影データ)

2025年5月7日19:34.2 UT 土星
Scope=CELESTRON-C925・Camera= ZWO ASI462MC・CMI=245.1° CMIII=168.7°・Frames captured= 2000・FPS (avg.)=10・Shutter=100.0ms・Gain=320 (53%)・kashihara_city Nara Japan2025-05-07-1934_2-RY-RGB-Sat_lapl5_ap76.jpg

 

(撮影データ)

2025年5月7日19:42.6 UT 金星

Scope=CELESTRON-C925・Camera= ZWO ASI462MC・Frames captured= 3000・FPS (avg.)=97・Shutter=1.000ms・Gain=250 (41%)・kashihara_city Nara Japan2025-05-07-1942_6-RY-RGB-Ven_lapl5_ap10.jpg

細い月とすばる

4月29日の夕方に「月齢1.7の月」と「すばる」とが接近しました。自宅から歩いて行ける西北西の見晴らしが良い場所で撮りました。(下記写真:100mmレンズF4 ISO400  1秒露光 固定撮影 撮影時刻は写真下に)

本来なら、この写野の右にSWAN彗星があって、横構図にしたら両方入るはずだったのですが、彗星が崩壊してしまったので・・・。

20250429.jpg

5月の観測ガイド

5月の観測ガイド

月の状況 5/4上弦 5/13満月 5/20下弦 5/27新月

・夕方のSWAN彗星 見えるか?
  5月1日に近日点通過となるC/2025F2 SWAN彗星は、4月下旬には崩壊した残骸が9~10等で撮影されています。夕方の空に見えてくるはずですが、高度も低いし10等では観測が難しいと思います。いちおう観測用星図を下にあげておきます。

IMG_20250428_0001.jpg

・5月5日ごろ、火星が かに座のプレセペ星団に接近
  3日から7日にかけて火星がプレセペ星団の近くを移動していきます。一番近づくのは5日です。望遠鏡の低倍率や双眼鏡で観察可能です。

20250429.png

・5月7日、土星の環が消失
  今年は土星の環が見えなくなる年です。土星の環の消失は、環が太陽の方向と一直線になったときと、地球の方向と一直線になったときに起こります。5月7日は前者です。ただ、5月には土星は明け方の低空にあり、観測条件は良くありません。

下記アストロアーツのWebページに特集ページがありますので、ご覧下さい。

https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13781_ph250507

 

C/2025F2 SWAN彗星減光

残念なニュースです。

CometObservation database などのインターネットでの情報によると、SWAN彗星は4月6~8日には7.5等~8.5等の報告が多かったのですが、13日には9等前後の報告が多く、尾も淡くなっているようです。

それで自分でも確かめるべく、4月17日の明け方に自宅からこの彗星をねらいました。彗星の高度も8日よりは低くなっているし、月明かりもあるし、空の透明度も良くありませんが、それにしても彗星の写りが・・・・。写真では10等星と同じくらいの淡さです。

20250417.jpg

 

C/2025F2 SWAN彗星の観測ガイド

3月22日のSWANカメラの画像から発見されたこの彗星は、C/2025F2という認識符号がつけられました。

近日点通過は、2025年5月1日  近日点距離は、0.333天文単位です。

詳しい軌道要素は「吉田誠一のホームページ」に載っています。必要な方は検索してください。4月13日~19日の彗星の位置は下図のとおりで、このころの光度は7等くらい?

4月13日午前4時25分ごろ(奈良県での時刻)の彗星の高度は15°で、「ペガススの四辺形」の一角にあたるアンドロメダ座アルファ星に1°まで接近します。

4月のあいだは明け方に見えます。月明かりはありますが、薄明中の観察となるでしょうから、あまり気にしなくてもいいかも。4月末からは夕方の空でも観察できます。ただし、夕方の高度はあまり上がりません。

IMG_20250409_0001.jpg

 

新彗星SWAN 撮りました

太陽観測衛星のSWANカメラの3月22日の画像から発見された新彗星は、5月1日に太陽に近づき、4~5等になると予想されています。

現在、明け方の空のペガスス座にあるこの彗星を、自宅の窓から4月8日に撮りました。明け方の撮影は、天体の導入に手間取ると、空が明るくなってきます。それで、前夜(宵のうち)に、部屋のなかで窓から彗星が見える位置にP-2架台を置き、宵に見える明るい星を目安に、明け方4:30の彗星の位置にカメラを向けてそのままにしておきました。明け方に起きて、晴れているのを確認してシャッターをきるとなんとか写野に入っていました。下の写真はコントラストをだいぶ上げています。8~9等位で、上向きに大変淡い尾があります。(下の写真の彗星名は、正式発表の前なので、仮です)

この彗星の詳細や観測星図は、次の投稿をご覧下さい。

20250409.jpg

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