C/2021O3 パンスターズ彗星は暗い
5月上旬に期待されているC/2021O3パンスターズ彗星ですが、海外の観測も調べていますが、4月30日現在見えたという情報は入っていません。やはり太陽に接近して崩壊したのでしょうか?
日に日に太陽から離れて観測しやすくなるので、確かめてみたいところです。
観測用の星図を上げておきます(はがき版観測ガイドに載せたものと同じです)
The Asuka Astronomy Association
カテゴリー「観測ガイド」の検索結果は以下のとおりです。
5月上旬に期待されているC/2021O3パンスターズ彗星ですが、海外の観測も調べていますが、4月30日現在見えたという情報は入っていません。やはり太陽に接近して崩壊したのでしょうか?
日に日に太陽から離れて観測しやすくなるので、確かめてみたいところです。
観測用の星図を上げておきます(はがき版観測ガイドに載せたものと同じです)
レナード彗星C/2021A1は、12月12日に地球に最接近したあと、夕方の空に回ってきました。インターネットでの情報によると、明け方での12日ごろの明るさは4.5~5等級との報告が多いです。地球最接近のあとは、太陽には近づくものの(近日点通過は1月3日)、地球からは遠ざかるため、ゆっくり減光すると予想されていましたが、15日以降夕方の超低空で3~4等で観測されています。
彗星は12月18日には金星の左下にありますが、満月前の月明かりがあります。月明かりなく観測できるのは、12月21日以降です。12月21日の奈良での日没は16:50で、それから1時間後の17:50の彗星の高度は10°しかありません。17時半ごろから18時のあいだに金星を目安に彗星をさがす(写真を撮る)とよいでしょう。なお、関東ではここに記した時刻より20分ほど早いほうが良いです。
この彗星は、インターネットでの情報によると、11月30日には7~8等で観測されています。望遠レンズや望遠鏡を使った写真では尾もよく写っています。
地球最接近(12月12日)の頃は、見かけ上太陽に近く観測困難ですが、それまでは明け方の東の空に見えます。最大で4等位にはなりそうです。
12月上旬の彗星の位置は下図の通りです。この時期は奈良県なら午前5時すぎまで空は暗いです。12月下旬には夕方の西の空に回ってきますが、高度は高くならず夕方での観測条件は良くありません。是非、早起きして明け方の彗星を観察(撮影)してください。
11月19日(金)の夕方に、日本各地で月食が見られます。今回は皆既ではありませんが、最大食分は0.98(18時03分)ですので、皆既に近い部分月食です。
月が欠けていく時刻は、どの地点で観測しても同じですが、月の出の時刻は西に行くほど遅くなります(大阪と東京では約20分ちがう)。東北地方より西(南)では月の出の時にすでに月は欠けています。奈良での月食の進み方は下図の通りです。
近畿地方では月の出と日の入りの時刻がほぼ同じなので、空が明るいうちに月が上ってきます。また、今回の月は5月の月食よりだいぶ北の方(東北東の方向)から上ってきます。
真夜中(ふたご座のあたり)に見える彗星です。
67P/チュリモフ・ゲラシメンコ彗星・・ふたご座の頭のあたりを移動。9~10等。
4P/フェイ彗星・・ふたご座の足のあたりで、いっかくじゅう座領域です。11~12等。
C/2019L3 アトラス彗星・・2019年6月に、地球に接近する小惑星をさがすATLASプロジェクトで発見されました。近日点通過は2022年1月9日で、近日点距離は3.55天文単位と遠いですが、大きな彗星のため、10等位の明るさです。
下の星図は各日24時の位置を示しています。
下は67Pの詳細星図です。
下は4pの詳細星図です。
10月に観測好期となる周期彗星の星図です。両方とも尾があり、小さいながらも彗星らしい姿です。
4p/Faye(フェイ彗星)・・この彗星は7.5年周期で太陽の周りを回っています。周期彗星番号が4番ということからも、古く(1843年)に発見された彗星であることがわかります。今回の近日点通過は9月8日でしたが(近日点距離は1.6天文単位)、まだ11等で観測できます。
67p/Churyumov-Gerasimenko(チュリモフ・ゲラシメンコ彗星)・・この彗星は6.4年周期で太陽の周りを回っています。今回の近日点通過は11月2日で(近日点距離は1.2天文単位)、地球にも接近しているため、11等から10等へと明るくなっていきます。10月7~9日にかけて、かに星雲(M1)に近づきます。
今年のペルセウス座流星群は、日本では天候が悪く(西日本は大雨)、観測できなかった方が多かったと思います。
今年の極大は、日本時間の8月13日4時と予想されていましたが、インターネットの情報によると、8月14日の17時ごろ(日本時間)に海外での電波観測や眼視観測で予期しない突発出現(ZHR200以上)があったようです。
電波観測の結果は下記のWebページをご覧ください。
https://www.amro-net.jp/post/flash/per-2021.html
4月末発行のはがき版観測ガイドでもお知らせしましたように、5月26日の「皆既月食」が近づいてきました。奈良での様子を図にしました(下図)。皆既中の月は南東の空、高度は13°しかありません。地上の風景といっしょに撮影するには事前の下見が必要でしょう。今のところ、天気予報では晴れそうです。
月食の始まり18:45(奈良や大阪では月の出の前)
皆既食の始まり20:11
皆既食の終わり20:26
月食の終わり21:52 です。
やっと梅雨が明けましたが、今は満月前で彗星の観測には適しません。
先日の「はがき版観測ガイド」にも星図を載せましたが、小さいので、下記に8月5日から11日の星図を載せておきます。(恒星につけた数字は等級です。)
C/2020F3 ネオワイズ彗星 6等
C/2019U6 レモン彗星 10等
C/2017T2 パンスターズ彗星 10等
月明かりなく観測できる最短は8月5日です。奈良での月の出は20:07で、そのときのネオワイズ彗星はほぼ真西の約35度の高度です。薄明が終わるのが早いか月が昇ってくるのが早いかというギリギリです。6日になると、月の出は20:38となり観測できる時間が少し増えます。写真ではまだ尾も写ると思います。
皆様
日本では1週間以上ずっと天気が悪く、豪雨による大きな被害が出ています。お気をつけください。ネオワイズ彗星C/2020F3が明け方に出ていて早く観測したいのですが、北海道と沖縄以外で天気予報で晴れマークが出ている所はありません。全然ダメですね。
そんな中、世界で撮影されたすばらしい写真が、spaceweather.comのWebページに投稿されています。ご存じの方も多いと思いますが、下記にアドレスを紹介します。まずこのHPに入って Realtime Comet NEOWISE Photo Gallery と書かれた所をクリックすると、すばらしい写真が並んでいます。(岡田昌訓)